2015.12.23

柔道整復理論からみる・腰痛④

続いて。筋肉や筋肉の膜によるもの 腰の筋肉は起立筋(背骨の回りの筋肉)を中心に 日常生活や、仕事などで、ストレスを受けやすい構造になっている。 また、ほとんどの筋肉がいくつもの関節をまたいでいるので 様々な動作と関係がある。 とくに多裂筋,腸腰筋(腰の筋肉)などが負担がかかりやすく 痛みの原因は急性あるいは慢性的な腰へのストレスにより 皮下線維や脂肪組織の無菌性炎症的病変(細菌感染などが原因ではない炎症)筋膜(筋肉の膜)の痛みについては いろいろな腰へのストレスで筋肉が腫れてしまい 筋膜の神経末梢を刺激し損傷を作り出す (風船が膨らんで風船が割れてしまうイメージです)。 殿部(お尻)の損傷を受けやすい筋肉もたくさんあり とくに奥の方にある、梨状筋の損傷は多く見られる 他のお尻の筋肉(腸腰筋,中小殿筋,上双子筋,大腿方形筋など)と協力して 足をを外旋(外に開く動き)させる作用を持っている。 片方の腰と足の痛みで、深い座った姿勢や内またにする動き,重い物を持ち上げる動きで出現し,梨状筋の部分に痛みがでる 痛みは肛門や腟にひびくこともあり足に放散する痛みを出すこともある。 殿部筋の損傷 ハムストリング(太ももの裏側)についても その筋肉の損傷は多くあり,ヘルニアなど神経的な症状との判断が必要とされる。 とくによくない姿勢,足の異常が損傷の原因であることが多くある。 これは太ももの他の筋肉にも同じである。