2015.12.23
柔道整復理論からみる・腰痛②
では、前回の記事に出ていた中での関節からくる痛みについて書いていきたいと思います。
関節性
椎間関節(背骨一個一個の骨の間の事です)
一つの椎骨(一個の背骨)の
下関節突起(下の部分に突起があります)
とその下の椎骨の上関節突起(上の部分に突起があります)とで形成され
急性慢性外力(急に加わる衝撃や持続的な衝撃)は椎間関節のひずみを起こし(バランスが悪くなってくるんですね)
臨床上患椎棘突起のひずみ(捻れ)として現れる
(簡単に言うと手で触ったときに、腰骨がここ曲がってるな、ってなります)
比較的限局した腰部痛発作が主体であり(痛い場所が、ここがすごく痛いってわかる状態)
起床時とくに仕事中は割合軽快する傾向がある。
(体を動かしているといいってことかな?)
下肢症状や所見は少 ない.
(足などにしびれなどは出にくいということ)
椎体間関節
上·下椎体間にある椎間板は(ヘルニアなどで有名ですね)
髄核,線維輪,軟骨板の3部分からできている(飛ばします)
弾力性に富み脊柱を前後左右に屈曲を可能にし(首の部分と一緒で動きやすい関節になっています)
足底への衝撃が直接、頭へひびかないようクッションの働きもしている
(足をついたときの衝撃が脳みそにダメージを与えないようにしているんですね)
境界の漠然とした両側性腰部鈍痛が主体ときに
(どこが痛いのかわからないが両方の腰が鈍く痛い状態)
下肢への関連痛があるが根障害の所見は少ない
(足の方にも痛みが連鎖して出てしまうが神経の出入り口の部分の障害は見られにくい)
髄核が後外側へ脱出して(こいつがヘルニアの原因なんですね)
脊髄神経を圧迫し強い腰痛と坐骨神経痛(お尻から足にかけての神経痛)を訴える椎間板へルニアはよく知られ,
他の腰痛との鑑別は重要となる。
ヘルニアの場合は治療をしても全く変わらないことが多いですので
鑑別は重要ですね。
ただ、痛みがないのにヘルニアと診断されるほどなので
ヘルニアがあるからといってヘルニアの治療をしたらすべて治るとはいかないと多くの患者さんの治療をしてきて思うところもあります。
ですが、ヘルニアの治療は最優先ですね。
次に行きましょう。